2023/10/20 05:00

 中古車販売大手のグッドスピード(名古屋市)が損害保険会社に保険金を不正請求していた問題で、新たに91件の不正が見つかったことがわかった。社内の調査委員会が調べていた。約1700件の調査対象のうち、不正の割合は5・5%だった。

 調査委は取締役3人で構成し、昨年10月〜今年3月に損害保険各社に請求した保険金を調べた。従業員への聞き取りや書類の確認を行い、保険金の算定基準となる作業時間の過大請求や、見積もりと実際に行った作業の不一致などが見つかった。

 グッドスピードは今年8月、4〜8月に保険金を請求した1051件のうち、30件で不正請求があったと公表した。今回と合わせて121件となる。担当者は今後の対応について、「損保会社と協議したい」としている。

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20231020-OYT1T50095/