※2023年10月20日 20時34分
NHK

一般のドライバーが自分の車などを使って有料で人を運ぶ「ライドシェア」について、神奈川県は夜間のタクシー不足が懸念される三浦市で導入を目指そうと検討会議を設置し20日、初めての会合を開きました。

ライドシェアは安全性の確保に課題があるとして国内では認められていませんが、観光地や過疎地でタクシー不足が深刻になっていることから、今解禁をめぐる議論が活発化しています。

こうした中、神奈川県は県独自のライドシェアをまず、マグロの水揚げなどで知られる南東部の三浦市で導入しようと検討会議を設置して20日初会合を開き、県や関東運輸局、市内のタクシー会社の担当者などが参加しました。

この中で、黒岩祐治知事は「タクシー業界と一緒に神奈川版ライドシェアをつくっていければ、新たなモデルになるのではないか」と述べました。

会議では三浦市で夜間にタクシーが不足し、飲食店の客足など地域経済への影響が懸念される状況が紹介されました。

そして、県独自のライドシェアとして、地元のタクシー会社と連携し、一般のドライバーへの研修や運行管理などを担ってもらうことで安全性を確保する手法を検討していることも説明されました。

これに対し、県のタクシー協会などからは「どの程度の需要があるか分析することが大前提だ」とか、「現場のタクシー会社の意見をよく聞いて検討してほしい」などと慎重な対応を求める意見も相次ぎました。

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