※10/26(木) 7:40配信
まいどなニュース

 スーパーマーケットの店頭に掲げられたポスターが話題になっています。「従業員の身だしなみ 多様化、始まる。頭髪・ネイル等の基準を大幅に緩和しています。お客様のご理解ご協力をよろしくお願いいたします」。こう打ち出したのは、首都圏に135店舗を展開する「株式会社ベルク」(本社・埼玉県鶴ヶ島市)。約8880人いる従業員の多様性や個性を尊重し、男女問わず、勤務中の髪色やアクセサリー、ネイルカラーなどの基準を緩和するというものです。同社人事教育部の部長、大杉佳弘さんに話を聞きました。

導入から1カ月、来店客の反応に変化が
 同社では9月1日から、勤務中の髪色と髪型が自由になり、ヘアアクセサリーとピアスも装着可能に。指輪は突起がないもの、ネックレスは衣服の上に掛からなければOK。また、付け爪はこれまで通り禁止ですが、ネイルカラーは認められるようになりました。いずれも「常に衛生的かつ清潔であり、お客様に不快感や恐怖感を与えないこと。作業性と安全性を考慮し、業務に支障を与えないこと」が前提条件です。

 緩和した背景には、若者のファッションの変化や、外国人労働者の存在がありました。

 「若い世代を中心に髪色や髪型などのスタイルの多様化が進む中、多様性や個性を尊重していくことの必要性を感じておりました。また社内にはさまざまな外国人材が勤務しており、ダイバーシティの推進と人材活用の観点からも、身だしなみ基準を大きく見直す必要があると判断しました」

 変更直後、来店客からは「金髪の店員さんがいる」と驚かれ、スーパーにはふさわしくないという批判も寄せられました。しかし1カ月が経過し、徐々に変化が現れたといいます。

 「不安視する声は少なくなり、最近では接客に対するおほめの言葉とあわせて、身だしなみの多様化に好意的な声もいただいております。ピアスやネイルに対する衛生面のご意見もありますが、弊社では爪の長さの基準があり、また頭髪キャップで耳を出さない、生鮮部門は専用手袋を着用などの対応をとっており、衛生面での問題はありません」

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