https://news.yahoo.co.jp/articles/72bf80f6d3d71f4cc30f6cd4a8eb0d3ebcd47c57
 米東部ニューヨーク州の裁判所は25日、裁判所職員に対する中傷を禁じた命令に違反したとして、
ドナルド・トランプ前大統領に1万ドルの罰金を支払うよう命じた。トランプ氏が裁判所の「かん口令」に違反するのは2度目。

トランプ氏は、自身や一族が経営する複合企業の資産価値を偽り不正な利益を得たとして訴えられた裁判の審理の際、
休憩中に記者団に対して、「非常に党派心の強い判事だ。隣にもとても党派心の強い人物が座っており、ひょっとしたらもっと強い」と述べた。

アーサー・エンゴロン判事は、トランプ氏の言う「隣に座っている人物」はエンゴロン氏を担当する裁判所職員だと考えられるとの見方を示し、
この発言は裁判所職員への中傷を禁じた裁判所の命令に明らかに違反していると指摘した。

トランプ氏側は、「隣の人物」は法廷で検察側の証人となった元顧問弁護士マイケル・コーエン氏を指したものだと主張したが、
エンゴロン氏は妥当性を認めなかった。

トランプ氏はソーシャルメディアに裁判所職員が米上院のシューマー民主党院内総務と並んで写っている写真を投稿し、
この職員は「シューマーのガールフレンド」と書き込んだことが命令違反に当たると判断され、3日に5000ドルの罰金を科せられたばかり。