岸田文雄首相は31日の参院予算委員会で、自民党の杉田水脈衆院議員が、性的少数者、女性、特定民族への差別だと批判された過去の発言を巡り「差別がなくなっては困る人たちと戦ってきた。私は差別をしていない」とユーチューブへの27日の投稿動画で言及したことについて、「説明責任は政治家として果たし続けていかなければならない」と述べた。立憲民主党の徳永エリ氏への答弁。

 首相は「特定の民族や国籍の人々を排斥するような不当な差別言動は許されない。自民党としても政府としても、人権等について考えていかなければならないことを示していくよう努力する」とも述べた。【畠山嵩】

毎日新聞 2023/10/31 11:59(最終更新 10/31 15:00) 277文字
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