元日本赤軍メンバーで1974、75年のオランダ・ハーグのフランス大使館やマレーシア・クアラルンプールの米大使館が占拠された事件で無期懲役となり、服役していた和光晴生(わこう・はるお)受刑者が4日に大阪医療刑務所(堺市)で死去したことが6日、関係者への取材で分かった。75歳。死因は不明。

関係者によると和光受刑者は徳島刑務所(徳島市)で服役していたが、医療上の理由で大阪医療刑務所に移っていた。

和光受刑者は、日本赤軍の軍事部門の責任者を務めたとされる。

97年にレバノンの治安当局に拘束され、2000年に国外追放。日本へ移送後に逮捕され、1974年のハーグ事件、75年のクアラルンプール事件の殺人未遂や逮捕監禁罪で起訴された。2009年に最高裁が和光受刑者の上告を棄却し、無期懲役の判決が確定していた。

産経新聞 2023/11/6 18:05
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