中国東北部の黒竜江省チャムス市樺南県で6日夜、体育館の屋根が崩落する事故が起き、3人が死亡、1人が負傷した。国営新華社通信などが報じた。当時は大雪の警報が出ており、体育館の屋根には雪が積もっていたという。警察は体育館の関係者を拘束し、捜査を進めている。

体育館屋根が崩落、11人死亡 中国黒竜江省の中学 バレー練習中か
 中国メディアは、降雪の影響があったという見方を伝えている。体育館は2階建てで、バスケットボールのエリア500平方メートルが崩落。現場には7人がいたが、3人は自力で脱出したという。

 黒竜江省では7月23日、チチハル市の中学校の体育館で屋根が崩落し、生徒ら11人が死亡する事故が起きていた。体育館に隣接する建物の工事をしていた施工業者が体育館の屋上に建築資材を置き、雨で重さが増したことが崩落の原因だとみられている。

 翌24日、チャムス市樺南県の幹部らが県内のさまざまな施設を視察して安全指導を行った際、今回の事故が起きた体育館も見まわっていたという。(瀋陽=金順姫)

朝日新聞 2023年11月7日 10時38分
https://www.asahi.com/articles/ASRC73D7ZRC7UHBI00C.html?ref=tw_asahi_kokusai