※11/6(月) 16:18配信
STVニュース北海道

北海道福島町の大千軒岳で、登山中にクマに襲われたとみられる大学生が遺体で発見された事故の続報です。

この山はクマが多く生息することで知られていて、クマの習性から立て続けに人を襲った可能性があることがわかりました。

遺体で発見されたのは、函館市の北海道大学水産学部の4年生・屋名池奏人さん22歳です。

屋名池さんは今月2日、福島町の大千軒岳6合目付近の山中で、損傷が激しい状態で発見され、死因は「出血性ショック」と判明しました。

(道・野生動物対策課 ヒグマ対策室 武田忠義主幹)「この一帯はもともとクマの生息数が非常に多い地域といわれています。いざというときのためにクマスプレーを常に使える状態で携行する、これを改めて徹底してほしい」

屋名池さんの遺体から数十メートル離れた場所ではクマの死がいが発見され、刃物によるものとみられる傷があったということです。

この山では先月31日、登山中の消防隊員の男性3人も体長およそ1メートルのクマ1頭に襲われ、2人が軽いけがをしています。

襲われた3人は登山道で休憩中、斜面を上ってきたクマに突然襲われました。

クマは中央にいた男性に襲いかかり、隣にいた男性がナイフでクマの目を刺すと、クマはこの男性に覆いかぶさるように襲いかかったということです。

男性がクマの首を刺したところ、ひるんだクマは斜面を下りて逃げていったといいます。

今回クマが立て続けに人を襲ったとみられる背景には、クマの習性が関係している可能性があるということです。

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