コメント2023年11月21日 14:28 (2023年11月21日 18:25更新)
日本経済新聞

ローカル線を取り巻く経営環境が厳しい。JR東日本は21日、利用者が少ない地方34路線について、2022年度の営業収支が648億円の赤字だったと発表した。同社管内に限らず過疎が進む地方では赤字路線が多い。各地で存廃に向けた議論が始まったが、地域の足を維持するためのハードルは高い。

JR東は1キロメートルあたりの1日の平均利用者数(輸送密度)が19年度実績で2000人未満の線区の収支を公表した。災害で一時不通などの線区を除き、対象の34路線62区間すべてが営業赤字だった。21年度も650億円の赤字で不採算経営が続いている。

運輸収入100円を得るための経費(営業係数)が最もかかる区間は、久留里線の久留里―上総亀山間で1万6821円だった。同区間の輸送密度は1987年度に比べて7%の水準に落ち込んでおり、JR東は今後の再編に向けた協議を地元自治体に申し入れている。

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