※11/26(日) 8:03配信
現代ビジネス

平均所得は732万円

 北海道・猿払村(さるふつむら)をご存じだろうか。オホーツク海に面する、人口わずか2700人の寒村だが、ここ数年「日本一の金持ち村」として脚光を浴びている。

 総務省が発表した資料によると、2022年度の猿払村の平均所得は約732万円。この金額は日本トップクラスであり、金持ちが住む街として知られる東京都世田谷区や兵庫県芦屋市などを抑え、全国第6位である。

 村の平均所得を押し上げているのが、ホタテ漁師の存在だ。

 約20年前、中国への輸出ルートを開拓したことで、北海道のホタテは一大産業に発展。とりわけ猿払村のホタテはブランド品として価値が高く、村には年収3000万円の漁師が建てた「ホタテ御殿」と呼ばれる豪奢な邸宅が建ち並んでいる。

 だが、東京電力福島第一原発からの処理水放出を受け、中国が禁輸措置を取ったことで村を取り巻く状況は一変した。

 村内で水産事業を営む経営者は、「ホタテがコケたら村の税収が一気に傾く。そうなったら村は終わりだ」と危機感をあらわにする。

 現地の様子はどうなのか。

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