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 チリン、チリーンー。自転車で歩道を走り、ベルを鳴らして歩行者に道を開けさせて抜き去る。2万円以下の罰金か科料が科せられる可能性がある行為だ。警察庁はこうした交通違反の取り締まりに「交通反則通告制度(青切符)」の導入を検討している。自転車の規制は約130種で、全て刑事罰対象。このうち115種前後が青切符対象に想定されている。主なルールを、車道や横断歩道、自転車専用レーンなど、道路ごとにおさらいしてみた。(時事通信社会部 野口和政)

 「交通反則通告制度(青切符)」

 比較的軽微な交通違反行為について、刑事罰を科す代わりに反則金納付で済ませる制度。現行では、自動車の一時停止違反や駐車違反などが対象。違反者は期限までに反則金を納めれば、刑事罰を受けない。

◆車道

 自転車は車道を通行するのが大前提で、歩道を走ることができるのは、法律で例外的に認められている場合のみ。車道では中央より左側を通行しなければならない。一方通行も車と同じ。「自転車を除く」の補助標識がある場合は逆行できるが、逆行時も左端を走らなければならない。※違反した場合の刑事罰(以下同) 3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金(以下会員限定)

時事通信 2023年11月27日08時00分
https://www.jiji.com/jc/v8?id=202311bicycle-fukabor