自動車や電機メーカーなどの産業別労働組合で構成する金属労協が、2024年春闘で、基本給を底上げするベースアップ(ベア)の統一要求水準について月額1万円以上とすることで最終調整に入ったことが27日、分かった。ベア額を明示する現行の要求方式とした1998年以降で最高額となり、23年春闘からの大幅賃上げの勢いを継続して生活改善を目指す構えだ。
 12月6日に開く協議委員会で正式決定する。ベア要求は11年連続で、現行方式では98年にベア7000円を求めたのが過去最高。物価高による家計の圧迫が続いていることなどを踏まえ、要求水準を引き上げることが必要とみている。

時事通信 2023年11月27日19時28分
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