三重県菰野町の新名神高速道路で4月にバスなど大型車3台が絡み、20人が重軽傷を負った事故で、前方への注意を怠り追突したとして、三重県警は29日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで高速バスの男性運転手(34)と大型トラックの男性運転手(31)を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。

捜査関係者によると、バス運転手は「ぼーっとしていてよく見ていなかった」と供述。眠気を催したのに運転を続け、大型トレーラーに追突した疑いが持たれている。バスには別の運転手1人も乗り、休憩や交代は適切に行われていたという。トラック運転手は前方の事故に気付かず、高速バスに追突したとしている。いずれも容疑を認めている。

事故は4月17日未明に発生。バスがトレーラーに追突して停止し、バス乗務員が110番。発炎筒を準備していたところ、後続のトラックがバスに突っ込んだ。バスには交代要員の運転手らと乗客20人が乗車。事故当時は時速約80~90キロで走行していた。男性運転手3人を含む計20人がけがをした。

産経ニュース
2023/11/29 12:04
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