昭和に改元してから100年の節目を2026年に迎えるのを前に、「昭和の時代を顧みる議員連盟」の設立総会が11月30日夕、開かれた。発起人代表は、昭和15年生まれの麻生太郎・自民党副総裁(83)。政府に昭和100年を記念する式典を開くよう働きかけていくという。

 設立総会には自民党の国会議員ら約90人が出席した。麻生氏は世界恐慌(昭和4年)から敗戦(同20年)、米国による占領を経て、経済成長を遂げた激動の期間を振り返り、「昭和の時代を顧みて国の将来に思いを致し、日本の新しい平和と繁栄の出発にもしたい」と呼びかけた。

 過去には1968年10月に「明治100年」を記念した内閣主催の式典が催され、各地で記念事業もあった。その際には2年前の1966年に式典のための閣議決定が行われ、政財界など代表による準備会議が設けられた。

 議連の事務総長に就任した加…以下残り158文字)
朝日新聞 2023年12月1日 7時00分
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