※12/10(日) 8:22東京新聞

 静岡県富士宮市のご当地グルメ、富士宮やきそばを全国区の知名度に押し上げた「富士宮やきそば学会」は、米国で開かれた「コナモン(粉もん)コンテスト」に初めて参加し、グランプリに輝いた。新型コロナ禍もあって近年は海外進出に向けた動きが停滞。今年に入ってから本腰を入れ始めており、「日本のご当地グルメを引っ張っていく存在になりたい」と意気込む。

 コンテストは、日本の食や文化を発信する米国最大級のイベント「ジャパンフェス」の一環で、9月中旬にニューヨーク市で2日間にわたり開催された。国内外の7団体がお好み焼きやたこ焼きなどを販売し、日本からも本場の人気店が複数出場した。

◆海外向けに味付け…アレンジ「現地で再現できる形に」

 輸送コストもかかるため、富士宮やきそばに似たコシが強くて太い蒸し麺をはじめ、大半の食材を現地で調達。味付けや具材を海外向けにアレンジした「マウント・フジ・ヤキソバ」を、日本の3倍近くに当たる1食15ドルで販売した。たこ焼きやお好み焼きに比べて知名度では劣るものの、来場者の投票で2位に大差をつける圧勝だった。

 同学会理事の勝呂早希さんは「富士宮やきそばは生活に寄り添った日常食。値段をできるだけ抑えながら、現地で最大限、再現できる形にした」と説明。イベントでは「富士宮に本物の富士宮やきそばを食べに来て」と呼びかけた。

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