12/17(日) 6:33配信
現代ビジネス

 学歴があれば「勝ち組」なのか? 
 月10万円の困窮生活、振り込め詐欺や万引きに手を染める、博士課程中退で借金1000万円、ロースクールを経て「ヒモ」に、日本に馴染めない帰国子女、教育費2000万円かけたのに無職……、

 発売たちまち4刷の話題書『高学歴難民』では「こんなはずではなかった」、誰にも言えない悲惨な実態に迫っている。

 本記事では、趣味に明け暮れ就職を逃し、「ヒモ」となった男性へのインタビューを公開する。

 ※本記事は阿部恭子『高学歴難民』から抜粋・編集したものです(登場人物は仮名で、個人が特定されることのないよう一部エピソードに修正を加えています)。

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ニートからロースクール、そして「ヒモ」になるという生き方
 ──井上俊(20代)
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趣味に明け暮れ、就職を逃す

 高学歴イコール高い志を持つ人とは限らないと思います。

 僕は小学校から成績はいつも上位でしたが、いい成績を取ると親が欲しいものを買ってくれるので、そのためだけに勉強していました。

 高校は、中国地方の進学校で、東京の有名私立大学に合格していますが、受験勉強を頑張ったのは、東京に出て遊びたかったからです。勉強のモチベーションは物や遊びだけで、特に何がしたいとか考えたことはありません。

 大学へ行くのは当たり前だと思ってきたし、何をするにせよ、いい大学を出ておくに越したことはないじゃないですか。周りも何がしたいとかいうよりも、まずいい大学を出て、いい会社に入って、いい生活をするために勉強していた人がほとんどだったと思いますけどね。

 高校からバンドを組んでいて、東京で本格的に音楽活動がやりたいと思っていました。大学でも音楽に明け暮れて、ほとんど授業に行った記憶はないです。卒業もギリギリだったと思います。

 もちろん、就活なんかしてません。本当は、音楽の道に行きたかったですけど、食べていけるようなレベルには到達できず……。でも、若い時にしかできないことってあるじゃないですか。だから別に後悔はないですけど。

 卒業後はお金がなくなって実家に戻ってニート生活をしていました。


長文につきあとはソースで

https://news.yahoo.co.jp/articles/b03efa674773ae572da21a391af2d2d9f5a8e1dd