参院が議員の採決「賛否」の記録を残していなかったと判明 コロナ以降3年半 起立採決は議長の「認定」だけ:東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/296615

2023年12月18日 06時00分

 参院がコロナ禍で本会議での「押しボタン式」の投票を休止した2020年4月以降、法案などの採決で会派や議員の賛否の記録を残していないことが分かった。可決や否決の結果はウェブサイトで公表しているが、3年半余りで採決された300超の議案のうち、全会一致を除き、誰がどんな意思表示をしたか、公式の資料に基づいた事後検証ができない状況になっている。識者は「すぐに是正すべきだ」と問題視している。(坂田奈央、我那覇圭)

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 本紙は、与野党で賛否が割れる政府予算案や重要法案を中心に、各会派や議員らに取材して衆参の投票結果を報じている。今回の問題は参院に過去の投票記録などを問い合わせた際に明らかになった。

 押しボタン式を導入していない衆院は、会派ごとの賛否を本会議に先立つ委員会などで確かめ、採決後にウェブサイトで公表しているが、個別の議員の賛否は分からない。

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