※12/18(月) 7:10配信
オトナンサー

 インフルエンザの流行により、全国で学級閉鎖をする学校が相次いでいるようです。今後、寒さが厳しくなるとさらに感染が拡大する可能性があるため、手洗いやうがいなどを徹底して行う必要があります。

 ところで、「インフルエンザに感染すると、しばらくかかりにくくなる」という内容の話をよく聞きますが、本当なのでしょうか。また、インフルエンザに感染後、ワクチンを接種した場合、効果は見込めるのでしょうか。あんどう内科クリニック(岐阜市)の安藤大樹院長に聞きました。

ワクチンは4種類のウイルスに対応
Q.そもそも、インフルエンザワクチンの主な効果について、教えてください。どのように製造されているのでしょうか。

安藤さん「一般的に、ワクチンに期待される効果は、『感染・発病予防』『重症化予防』『流行抑制』ですが、インフルエンザワクチンの場合、主に重症化の予防に効果があるといわれています。

毎年、WHO(世界保健機関)がその期間に流行するインフルエンザ株を推測し、それを基に国内の専門家がワクチンの基となる4つのウイルス株(A型2種類、B型2種類)を決めます。その後、製薬会社がその株に基づいてワクチンの製造を開始するのが一般的です。つまり、ワクチンは4種類のインフルエンザの株に対応できるように製造されているのです」

Q.「インフルエンザに感染すると、しばらくはかかりにくくなる」という内容の話をよく聞きますが、本当なのでしょうか。それとも、短期間のうちに再感染するリスクはあるのでしょうか。

安藤さん「毎年、冬の診療時に『今年はもうインフルエンザにかかったから、もうかからないだろうし、ワクチンも必要ないでしょ?』という会話をよく耳にします。確かに、多少感染しにくくなる可能性はありますし、特に同じ型のウイルスが流行している期間であれば、再感染のリスクは低くなります。

しかし、残念ながら短期間の間に再感染する可能性はあります。なぜなら、インフルエンザはウイルスの型の種類が多く、同じ期間中に数種類の型のウイルスが出現することがあるからです。

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