同僚の警察官と不適切な交際をし、現金を詐取しようとしたとして、兵庫県警は、但馬方面にある警察署の地域部門で勤務していた30代の男性巡査部長を11月17日付で減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とした。神戸新聞社の情報公開請求で分かった。

 県警によると、男性は既婚者にもかかわらず、昨年11月ごろから、専門課程の教養で知り合った阪神方面の警察署に勤める20代の女性巡査と交際。今年2月、男性は妻と協議離婚が成立したが、4月ごろに巡査とも別れた。

 その際、巡査部長は「妻から請求された慰謝料のうち、立て替えておいた50万円を支払ってほしい」と巡査に要求。実際に慰謝料は発生していなかったが、その後も、同様の内容を電話やメッセージで約25回にわたって伝えたという。

 6月中旬、巡査が上司に相談して発覚し、県警刑事企画課が11月17日、巡査部長を詐欺未遂容疑で書類送検。巡査部長は「だます意図ではなく、私に対する迷惑料として要求した」などと説明したという。

 県警は、巡査についても、不適切交際を理由に同日付で警務部長訓戒処分とした。

神戸新聞 最終更新:12/22(金) 17:03
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