島根県飯南町にある県の研究施設で、二ホンジカを飼育する飼育場の中で男性職員が血を流して見つかり死亡した事故から約2か月。

27日、県が会見を開き、職員とシカとの接触が起きないよう飼育場に隔離扉を設置するなどして、再発防止に努めると発表しました。

10月25日、島根県中山間地域研究センターで、飼育していたオスジカの近くに60代の男性職員が出血して倒れているのが発見され、間もなく死亡が確認されました。

職員の全身に複数の傷があり、二ホンジカの角に血のようなものが付いていたことなどから、県は「目撃者はいないため断定はできないが男性がシカに襲われた可能性が高い」として、再発防止策を発表しました。

島根県中山間地域研究センターの松尾和巳所長は、「ライオンのように扱わないといけないという認識はありませんでした。ずっとシカと同じ空間にいながら作業をしてきました」と会見でコメントしました。

具体的な再発防止策として、シカの飼育場での職員とシカの接触を防ぐため、場内に3か所の隔離扉を設け、シカの農林作物の食害を防ぐ研究などを行う「試験区域」と、シカにエサなどを与える「飼育区域」に区切って、試験および飼育管理をすること。

また、場内での作業時は、シカに「試験区域」「飼育区域」間を移動させる「隔離作業」は、2人以上で行うこと。

「隔離作業」を確実に行い、安全が確保できて1人で作業を行う場合は、安全ブザーを携帯し、1時間ごとに事務所へ連絡するなど、安否確認を行うことなどを徹底するとしました。

隔離扉については、2024年春の完成を目指していて、完成までは、シカのいる区域内での試験及び飼育管理は実施しないということです。

BSS山陰放送 2023年12月27日(水) 16:10
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