石川で孤立状態の地域相次ぐ 担当者「支援は極めて困難」

2024年1月3日 21時55分 NHK NEWS WEB

地震の影響で道路が通行できなくなるなどして、石川県では孤立状態になっている地域が相次いでいます。

自治体の担当者は「避難している住民たちの対応で精いっぱいなのが現状だ。孤立している地域の支援は極めて困難になっている」などと話し、詳しい状況が把握できてない地域もあります。

■孤立状態 1000人超か(3日午後8時時点)
石川県とNHKの情報をもとに作成 孤立状態とみられる主な地区
石川県によりますと、3日午後4時の時点で、県内の5つの自治体の14地区で少なくともおよそ750人が孤立状態になっているということです。

道路が通れなくなるなどして孤立状態になっているのは次の地域です。

【珠洲市】
大谷町でおよそ300人、折戸町でおよそ110人、馬緤町でおよそ100人、高屋町でおよそ90人、川浦町でおよそ50人、折戸木ノ浦でおよそ40人、真浦町で8人となっています。
狼煙町横山の詳しい状況は把握できていないということです。

【七尾市】
中島町河内地区で5世帯およそ10人

【穴水町】
北七海地区で1世帯1人、麦ケ浦地区で20人

【能登町】
北河内地区で16世帯20人

【輪島市】
町野地区と曽々木地区が孤立状態になっていますが、人数は確認中だとしています。

一方、消防によりますと、町野地区ではおよそ400人が孤立状態になっているとみられるということです。

■NHKにも孤立の情報寄せられる
一方、NHKの情報提供窓口「ニュースポスト」には、輪島市や珠洲市などで、孤立状態になっている地区があるという情報が寄せられています。

それによりますと、孤立状態になっているという情報が寄せられているのは
▽輪島市の町野町、長井町、深見町一乗地区、皆月地区、門前町七浦地区、
▽珠洲市の川浦町、
▽能登町の小間生地区です。

これらの地区の住民の親族などを通して投稿が寄せられました。

●輪島市長井町に家族3人で帰省した際に被災したという男性は、2日夜、友人に対し「近くの道路が地震で寸断されて孤立状態になっている。

(以下略。詳細は下記URLを参照下さい)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240103/k10014307791000.html