「ブラックカレー」が名物の三重県津市に本店のある老舗洋食店「東洋軒」の運営会社が、新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金9000万円余りを不正に受け取っていたことがわかりました。

三重労働局によりますと、三重県内を中心に洋食店やレストランを展開する「東洋軒」は、2020年4月からおととし6月にかけて、休業していないにも関わらず、休業したとするうその申請書類を作り、雇用調整助成金およそ9045万円を不正に受け取っていたということです。
これまでに三重県内で確認された雇用調整助成金の不正受給額としては最大規模になります。
東洋軒によりますと、去年10月ごろ、労働局から指摘があり、先月、全額を返還したということです。

東洋軒は「意図的に行ったことではなく、勤怠確認の作業で不備があり、臨時出社したスタッフを休業扱いにしてしまった」としていて、労務管理のシステムの見直しを進めているということです。

[中京テレビ]
2024年1月4日(木) 19:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c1b75dc8290a6eb05d8dadfac7211cb08a1f4ef