能登半島地震の発生後、ネット上では外出時に携帯する「防災ポーチ」を見直す動きが広まっています。自宅以外で災害にあったときに備えて、必要最低限の防災グッズをポーチにまとめたもの。
ポーチの中身は簡易トイレやようかん、小銭など。人によっては使い捨てコンタクトレンズや薬などを数日分入れる人も。

(略)

人と防災未来センター(神戸市中央区)は2012年から公式サイトで「減災グッズチェックリスト」を公開しています。

いつも携帯するものは「0次の備え」、非常持ち出し品は「1次の備え」、備蓄品は「2次の備え」と位置付け、非常持ち出し品の中から携帯できそうなものをバッグやポケットに入れて身につけること提案。

「いつどこで被災するかわからない災いへの安心感を持ち歩こう」としています。また、各地の消防署でも防災訓練などの催しの中で防災ポーチを紹介し、「身構えず気軽に取り組める防災対策」として広めています。

1日の地震発生以降、SNSでは防災ポーチに関する写真投稿が増加。

「外出先で災害にあっても安心したい」
「持ち歩き用の防災グッズを100円ショップでそろえました」
「普段使いのバッグの中に用意しました」
「もしものときのために、子どものランドセルの中にも入れました」
「100均でそろえました」

などの投稿が目立っています。

また以前から備えているという人たちからは、
「電車に閉じ込められたとき、偶然バッグに入ってたお菓子で助かった」
「賞味期限の長いお菓子をいつも持ち歩いています」
「緊急時でも心を落ち着かせるために推しの写真も入れてます」
などの声もありました。

[まいどなニュース]
2024年1月8日(月) 17:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/96dbab8bed7a503b3b2ce291ca3c13ae780303c3