勤務する学校の男子生徒にわいせつな行為をしたなどとして、警視庁は9日、修徳中高校（東京都葛飾区）の教師で同校の高校男子サッカー部監督の吉田拓也容疑者（29）=不同意わいせつ容疑などで逮捕=を準強制わいせつや性的姿態撮影等処罰法違反などの容疑で再逮捕し、発表した。「黙秘します」と話しているという。

捜査1課によると、再逮捕容疑とは別に、吉田容疑者のスマートフォンなどからは少年とみられる15人以上の性的な画像や動画など計100点以上が見つかったという。同校には、吉田容疑者から性犯罪の被害を受けたという趣旨の相談が複数寄せられているといい、関連を調べる。

吉田容疑者の再逮捕容疑は、昨年5月上旬ごろ、生徒と教師という社会的な地位を利用し、SNSを使って同校の男子生徒を都内に呼び出し、体を触るなどのわいせつな行為をし、その様子をスマホで撮影して児童ポルノを製造。昨年11月下旬ごろには、同じ男子生徒に性的な画像を撮影するよう要求し、携帯電話で撮影させてSNSで送らせたというもの。

吉田容疑者は、同じ男子生徒に対して別の時期にも性的な画像を撮影するよう要求し、SNSで画像を送らせた容疑などで昨年12月に警視庁に逮捕されていた。

修徳高は私立。同校のウェブサイトなどによると、男子サッカー部は、全国高校サッカー選手権大会に9回出場の強豪で、最高はベスト8。（増山祐史）

朝日新聞　2024年1月9日 11時44分
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