※1/9(火) 18:58配信
RKB毎日放送

福岡市早良区にある福岡記念病院で常勤する医師15人が退職する意向を示しています。福岡市の救急医療を担う病院で何が起きているのか?背景には、病棟の建て替えを控え、「利益率の改善」に力を注ぐ経営陣と一部の医師たちとの軋轢が見え隠れしています。

「そういうことなので当直から外れて頂きます」

福岡記念病院・茂木恒俊医師「簡単に言うと院長の発言ですね。これで多くの医師が傷ついて辞めたいと。かなり働きにくくなってしまっているので、辞めたいと思っている医師が私含めて聞いている範囲内なんですけど15人前後いるのは確認しています。

福岡市早良区西新にある福岡記念病院。早良区で唯一の「地域医療支援病院」で一般外来のほか、24時間365日、救急患者を受け入れています。総合診療科で部長を務める茂木医師は、去年10月に院長が代わってから「救急は断らない」という方針が強化され、受け入れを断った医師にはペナルティが科されるようになったと訴えます。

茂木医師「救急の体制に関しても“もう断るな、取れ”と。脅すと言ったら言葉が変ですけど、やっぱり、みんな怯えてしまうんですよね」

先月18日、総合診療科の医師による告発がフェイスブックに投稿されました。それによりますと、夜中の救急搬送を断った医師が後日、多くの職員がいる朝礼の場で理事長と院長から「これは病院に対する背徳行為になります」などと叱責され、当直から外されたということです。

(音声データ)
理事長:
「断ったら二次救急病院から外されます。ということは、うちに救急車が来ないということになりますので、救命急患センターから受け入れ要請があった場合は満床であっても断らないで下さい」
院長:
「そういったことなので、この先生はちょっと当直から少し外れて頂くか減らすようにします」

搬送された重症患者に応急処置を行った後、緊急手術ができる別の病院に転院させた医師も多くの医師・職員がいる前で叱責されたということです。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/0907174a714190b4fe98740f919ce04839ff201b