派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件を受け、自民党は1月11日に党本部で「政治刷新本部」の初会合を開いた。

【写真あり】致命的だったエッフェルポーズ
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会合には本部長の岸田文雄首相も出席。「国民の信頼を回復するため、日本の民主主義を守るために、自民党自ら変わらなければならない」と決意を述べた。

「岸田首相のほか、麻生太郎副総裁、菅前首相、茂木敏充幹事長、木原誠二幹事長代理などがおもなメンバーです。

女性では小渕優子選挙対策委員長もメンバーですが、驚いたのは2023年7月の自民党女性局のフランス視察で、おどけたポーズの写真をSNSにアップして “エッフェル姉さん” のあだ名がついた参院議員・松川るい副幹事長が起用されたことです。

これにはSNSで《正気を失っているからこそできる人事》などと酷評されました。

岸田首相はメンバーに歴代の青年局長や女性局長を起用すると明言していたので、起用自体は自然な流れなのかもしれませんが、フランス視察の騒動では記者会見すら開かず、説明責任を果たしていない松川氏ですから、違和感を覚える人も多いのでしょう」(政治担当記者)

しかし、裏を返せば、「派閥問題」の解決に向けて存在感を示せば、松川氏にとって信頼回復の糸口になるかもしれない。さぞかし、意気込みを持って初会合に臨んでいるはず……と思ったら、その席に松川氏の姿はなかった。体調不良なのだろうか。

12日に事務所に確認すると、「日程の都合がつきませんでした。なにぶん、メンバーになることを知ったのは会合前日のマスコミ報道でした。事前にメンバー入りの打診ですか? それはなかったです」との回答だった。

世間の注目を集める会合のメンバー入りを事前に聞かされていなかったようだが、これに自民党関係者は異を唱える。

「通常、自民党はこのような会議のメンバーに議員をノミネートする場合、本部長や幹事長、最低でも党職員から連絡があり、本人に対して意思確認をして了承されればメンバー入りするというプロセスを取ります。勝手に名前を使うようなことはありません」

さらに会合が終わった夜、「松川氏は、いまイギリスにいる」という情報が永田町を駆けめぐった。これを事務所に問い合わせると、最初こそ言葉を濁していたが、「本人はイギリスにいます」と認めた。

「家族旅行だと聞いています。国会閉会中ですから海外旅行も自由ですし、旅行の日程は以前から決まっていて『政治刷新本部』の会合日のほうがあとで決まったのだと思われますが、タイミングが悪すぎますよね。メンバー入りで、ただでさえ世間から注目されているのに欠席ですから。出席した議員も呆れていました」(前出・自民党関係者)

信頼回復まで茨の道が続きそうだ。

1/12(金) 17:06 SmartFLASH
https://news.yahoo.co.jp/articles/335e4c4015b0ba89359139a57a59bd80d9b3c285

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