外交に関する内閣府の世論調査で中国に「親しみを感じる」と答えた人は12.7%、ロシアに「親しみを感じる」と答えた人は4.1%で、ともに過去最低となりました。

内閣府は外交に関する国民の意識を把握するため、去年9月から10月にかけて全国の18歳以上の3000人を対象に郵送で世論調査を行い、55%にあたる1649人から回答を得ました。

それによりますと、中国に「親しみを感じる」と答えた人は12.7%で、前回より5.1ポイント下がりました。

令和2年から調査手法が変更されたため、単純に比較はできないものの、質問が設けられた昭和53年以降、最も低くなっています。

外務省の担当者は「中国との間にはさまざまな懸案があり、日本産水産物の輸入停止措置などが影響したと考えられる」としています。

また、ロシアに「親しみを感じる」と答えた人は4.1%で、ウクライナへの軍事侵攻が続く中、こちらも過去最低となりました。

一方、アメリカに「親しみを感じる」と答えた人はほぼ横ばいの87.4%、韓国に「親しみを感じる」と答えた人は、前回の調査より6.9ポイント上がり、52.8%でした。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240119/k10014327041000.html