珠洲署は19日、珠洲市宝立町春日野の上野次郎さん方の木造納屋1棟が全焼し、遺体の一部が見つかったと発表した。連絡が取れない上野さんの可能性がある。

上野さん方は能登半島地震で主屋が全壊し、納屋で1人で避難生活をしていた。周辺住民は避難所に身を寄せているため、火事に気付いた人はなく、自然に鎮火した後の18日に同僚の男性が焼け落ちた納屋を見つけた。

署によると、同僚の男性は連絡が取れなかったため、上野さんの自宅を訪れ、焼けた納屋の残骸を見つけた。18日午後5時ごろに珠洲署を訪れて通報した。

珠洲署が19日に実況見分し、遺体の一部を発見した。損傷が激しく、身元の確認を進めている。納屋からはストーブが見つかっており、出火原因とみて調べている。上野さんは12日までは安否が確認されていたという。

付近住民によると、上野さんは60歳前後で1人暮らし。
柴犬を飼っており、ペット連れで避難所を利用するのを気兼ねし、納屋で生活していたとみられる。

上野さん方は二十数軒の民家が集まる場所から約400㍍離れている。避難所から自宅の点検に訪れた住民男性は「距離があるとはいえ、地震で回りの人が避難していなければ、火災に気付くことができたかもしれない」と話した。

[北國新聞]
2024年1月19日(金) 23:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae942ef860ba79c6a40750d81a0122f9b1259ad9

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