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 大津市長選が21日に投開票され、無所属で現職の佐藤健司氏(50)が、無所属新顔で元滋賀県議の成田政隆氏(49)を破り、再選を果たした。当日有権者数は28万2527人。投票率は36・61%(前回39・77%)だった。

 佐藤氏を自民党と公明党の地域支部が支援し、日本維新の会の市議会会派が支持。成田氏を立憲民主党と社民党の県連や国民民主党の県議らが支援し、連合滋賀が推薦していた。

 佐藤氏は元NHK記者。大津市議を2期、自民党の滋賀県議を3期途中まで務め、前回2020年の市長選に無所属で立候補。前市政からの「転換」を訴えて初当選した。

 今回の市長選には、昨年8月に再選出馬を表明。選挙戦では、就任直後に直面したコロナ禍の対応など、1期4年の実績を前面にアピールした。

 成田氏は県議を4期16年務めた。昨年6月に立候補を表明し、翌月から朝の駅立ちを始めるなどして知名度アップを図ったが、及ばなかった。