岸田首相は23日、自民党の政治刷新本部の会議終了後に記者団の取材に応じ、国民の信頼回復に向けた中間とりまとめに向けて、「派閥ありきの自民党から完全に脱却する。そのために派閥からお金と人事の機能を切り離し、いわゆる派閥を解消する。自民党では政策集団において、政治資金パーティーを一切認めない。政治資金集めをさせません。人事に関与もさせません。違反行為があれば政策集団は解散する、そういう意味で自民党から派閥はなくし、派閥ありきの自民党から完全に脱却する」と述べた。

また、麻生派・茂木派・森山派の解散まで踏み込むのかと問われ「指摘の三派についても新たなルールに従ってもらう。その意味で三派についてもいわゆる派閥ではなくなるということであると考えている」と述べた。

さらに岸田首相は運用面の改革として、党所属国会議員に関係する団体収入の原則振り込み化、収支報告書のオンライン提出、逮捕・起訴等の事態となった議員に対する除名処分等の規定の厳格化を行うと共に、政治資金の透明性向上に向け、政治資金規正法改正などの法整備を実施していくと表明した。

この日の刷新本部の会議に示された中間とりまとめ案は、「派閥の解消と党のガバナンス強化」という項目を立てて派閥の解消を打ち出しつつ、政策集団の形に変われば存続を容認することを示している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/391ee4e8a7cf5b01ab9c70a5460a5ce37810e913

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