※2024/1/23 20:43(最終更新 1/23 22:25)
毎日新聞

 支払い能力を超える高額な料金を請求し、多額の売掛金(ツケ)を女性客に背負わせる悪質ホストクラブの問題を巡り、ぼったくり行為などの法令違反があったとして、東京都公安委員会が歌舞伎町(新宿区)のホストクラブ2店舗を営業停止の行政処分にする方向で調整していることが、捜査関係者への取材で判明した。近く正式に決定する見通し。

 捜査関係者によると、1店舗は2023年8月、店を出ようとした女性客を「飲まないと帰れない」などと言って引き留め、近くの現金自動受払機(ATM)で現金を引き出させたうえ、85万円を支払わせるなどしていたという。

 都公安委は、この行為が都迷惑防止条例で規制するぼったくり行為に該当するとみている。都条例のぼったくり行為を適用し、ホストクラブに対して行政処分が実施されれば初めてのケースとなる。

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https://mainichi.jp/articles/20240123/k00/00m/040/300000c