米動画配信大手ネットフリックスは23日、2023年12月末の世界の有料会員数が前年同期比13%増の2億6028万人と過去最多を更新したと発表した。安価な広告付きプランの導入などによって9月末から1312万人増え、コロナ禍以来の増加数となった。

 ネットフリックスは22年秋に広告付きの低価格プランを導入し、昨春以降にパスワードの共有対策を強化するなどして会員数の増加に取り組んできた。コロナ禍後は巣ごもり需要の減少で伸び悩む時期もあったが、23年10~12月期は20年1~3月期(1577万人増)以来の増加数となった。

 同社の23年10~12月期決算は、売上高が前年同期比12%増の88億3300万ドル(約1・3兆円)、最終利益は約17倍の9億3800万ドルだった。

 (ニューヨーク支局 小林泰裕)

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