鳥取県の人口は、2050年に今より27%減少し、40万人あまりになるという推計を国の研究所がまとめました。

「国立社会保障・人口問題研究所」は、5年ごとに人口の将来推計をまとめていて、今回は2020年の国勢調査の結果をもとに、自治体別の推計を公表しました。
それによりますと、鳥取県の人口は2020年のおよそ55万3000人から、2050年にはおよそ40万6000人と、27%減少する見通しです。
減少率の高さは、全国の都道府県で15番目で、2050年も全国で最も少ない人口となります。
自治体別では19市町村すべてで減少し、減少率が最も高いのが若桜町で62%、次いで日南町日野町が58%、江府町が56%、智頭町が54%と、山間部の5つの町で人口が半数以下になるとしています。
一方、減少率が最も小さいのは日吉津村の4%、次いで米子市の16%となっています。
また高齢化も一段と進み、65歳以上の高齢者の割合は、県全体で2020年の32%から2050年には41%になる見通しです。
県人口減少社会対策課は「減少を緩やかにするため、子育て支援や移住定住を増やす政策をさらに進めたい」としています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20240124/4040016980.html