石川県知事 断水復旧にあわせ水道管更新へ 国に支援求める考え | NHK | 令和6年能登半島地震
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240127/k10014337301000.html

2024年1月27日 15時18分

能登半島地震によって石川県の広い範囲で続いている断水について、馳知事は、復旧にあわせて老朽化した水道管を更新する必要があると指摘し、住民の負担にならないよう、国に財政面などでの支援を求めていく考えを示しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240127/K10014337301_2401271500_0127151832_02_03.jpg

馳知事は27日に県内の断水の状況について記者会見し、26日の時点で、七尾市や輪島市など、8つの市と町の合わせて4万4100戸余りで断水が続いていると説明しました。

そして、地震が発生した当初は、16の市と町の最大11万戸で断水していたことについて、「老朽化した配管など、耐震化の遅れがダメージの大きさに直結している」と述べ、大規模な断水の背景に、水道管の老朽化があるという見方を示しました。

さらに、「強じん化しないと、同じことが起きたら、同じことの繰り返しだ。今までと同じ『現状復旧』ではいけないのではないか」と述べ、復旧にあわせて水道管を更新し、耐震化などを進めていく考えを示しました。

一方で、こうした更新事業によって水道料金が値上がりし、被災した住民の負担が増えるのは避けたいとして、国に対して財政面などでの支援を求めていく考えを示しました。