総務省が30日発表した住民基本台帳に基づく2023年の人口移動報告によると、神奈川県は転入者が転出者を上回る「転入超過」が2万8606人で、東京都に次いで2番目に多かった。超過人数は2年ぶりに拡大した。

神奈川県の23年中の転入者数は23万6543人、転出者数は20万7937人。転入超過のうち日本人は2万2088人、外国人が6518人だった。男性は1万4387人、女性は1万4219人とほぼ同じだった。

政令指定都市では横浜市の転入超過は9731人(22年は8426人)、川崎市は5475人(同2209人)、相模原市は2321人(同3110人)。横浜市と川崎市は超過人数が2年ぶりに拡大したが、相模原市は2年連続で縮小した。

ほかに転入超過が多いのは茅ケ崎市の2520人、平塚市の2499人など。転入超過の多い市町村別でみると茅ケ崎市は全国で9番目(22年は26番目)、平塚市は10番目(同25番目)だった。

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