【イブニングスクープ】

集まった預金の貸し出しに苦労していた地方銀行の経営環境が変わりつつある。預金のうち貸出金に回った比率を示す預貸率は全国地方銀行協会加盟の地銀で77.8%と3年半ぶりの高水準で、相互銀行が前身の第二地銀は22年半ぶりに80%を超えた。新型コロナウイルス禍からの経済再開に伴う資金需要が地方でも活発になってきた。

金利上昇を見越して貸出金の原資になる預金獲得の重要性は増しており、銀行が預金金利を引き上...(以下有料版で、残り1377文字)

日本経済新聞 2024年1月30日 18:00
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB2668X0W4A120C2000000/