盛山正仁文部科学相が2021年の衆院選で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体から推薦状をもらい選挙支援を受けていたとされる問題で、盛山氏が当時、教団側との事実上の「政策協定」にあたる推薦確認書に署名していたと、関係者が取材に証言した。憲法改正や家庭教育支援法の制定、「LGBT問題は慎重に」といった政策への賛同を求める内容だったという。

 盛山氏は岸田派に所属し、21年衆院選に兵庫1区から立候補した。関係者によると、公示前の21年10月、教団の友好団体「世界平和連合」が神戸市で国政報告会を開き、盛山氏が出席したという。

 数十人がいる会場で、教団関係者が盛山氏に推薦確認書を手渡して署名を求めた、と関係者は話す。「憲法を改正し、安全保障体制を強化」「家庭教育支援法、青少年健全育成基本法の制定に取り組む」「LGBT問題、同性婚合法化は慎重に扱う」「日韓トンネル実現の推進」など教団側が掲げる政策への賛同を求める内容で、盛山氏はその場で署名。その後、団体側が推薦状を渡したという。推薦確認書への署名が推薦状の条件になっていたという。

 選挙期間中は、教団信者でも…(以下有料版で、残り416文字)

朝日新聞 2024/2/7 4:00有料記事
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