SBIホールディングスが7日発表した2023年4〜12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比7倍の596億円だった。投資信託の運用や投資助言などの資産運用事業が好調だった。2023年9月末に日本株の売買手数料を無料にしたSBI証券も増収増益となった。

SBI証券の純営業収益は前年同期比17%増の1368億円、純利益は21%増の362億円だった。SBI証券は23年9月末に日本株の売買手数料を無料にしたが、信用取引の増加などにより金融収益が伸びた。新しい少額投資非課税制度(NISA)もあって口座開設が急増し、グループ全体の証券総合口座数は5日に国内で初めて1200万口座を突破した。

ホールディングス全体の収益は前年同期比32%増の8647億円だった。資産運用事業の収益は214億円と58%増加した。暗号資産事業の収益は27%増の308億円だった。

日本経済新聞 2024年2月7日 12:59
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