※2024/2/13 14:24
朝日新聞

 愛知県一宮市は2024年度から、消防署員がはしご車などの大型車の運転免許証を取る際、必要な費用の全額を公費で負担する方針を決めた。業務に必要でも、公的負担をめぐっては財政状況も異なることから、自治体でも対応がわかれている。一宮市の場合、消防士による無免許運転の発覚がきっかけとなった。

 市は1月下旬、男性消防士(25)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とした。市によると、昨年12月の2日間、男性は普通車の運転免許しか持っていなかったのに、中型消防車を無免許で運転した。上司には中型車の運転もできる大型車の免許を取った、と偽っていたという。男性は1月31日付で「迷惑をかけた」として依願退職した。

 調査の際、男性が免許取得費が約40万円と高額のため、教習所に入るのをためらったこともわかった。

 これを受け、市は新年度から公費負担する方針を示した。中野正康市長は記者会見で、「自費が果たしてどうなのか。人手不足もありタクシーやバスも会社でもつのが当たり前になってきている」と指摘した。

全額負担か自費か…分かれる自治体の対応

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