3連休最終日の12日、天候にも恵まれ岐阜県の白川郷では外国人観光客をはじめ、多くの人でにぎわっていました。一方で、一部の観光客のマナー違反により駐車場を閉鎖するなど困った事態も起きていました。

雪化粧で幻想的な姿を見せる世界遺産、岐阜県「白川郷」。3連休最終日の12日、国内外から多くの観光客が訪れ、にぎわっていました。

観光客:
「大阪からです。雪が見たいと言っていたので」「ブラジルから来ました。珍しいし、とてもいいね。かわいらしい小さな村だ。とてもいい景色だね」

中でも多かったのが台湾からの観光客。春節ということもあってか、大型バスが次から次へとターミナルにおしよせていました。

台湾人観光客:
「とてもきれいでした。いっぱい写真撮りました」「ここに来たときには、「あっほんとに雪が降ってる」って。遊びならいいですが、実際にここで生活するのは大変ですね」

コロナ禍以降、海外からの観光客が多く戻ってきている一方で、ある問題も。

白川郷を一望できる人気スポットの荻町城跡展望台。しかし、去年末からこの駐車場が利用できなくなりました。

これは去年12月に撮影された展望台の駐車場の様子。自動車が無秩序に駐車され、出入りが難しくなってしまっています。

村によると本来、この駐車場は眺めを楽しんだら、すぐに出ていくのがルールですが、海外からの個人観光客らが長時間にわたって駐車し写真を撮ったり、そのまま観光にいったりする事態が多発。

入れない車で周囲の道路が渋滞するようになったため、展望台への道路を封鎖せざるを得なくなったといいます。

地元の人:
「車がみんな上がるんですよ。展望台の方に。むこうで混雑するみたいで」「(あそこに(消防の)放水銃とかある。タンクがそこにあって、渋滞があっては長く放水銃をのばせない。その分守れないというのも出てきちゃう」

観光客のマナー違反が日本の原風景に大きな影響を及ぼしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/345c626e6b2d17f7f2ffc20ee3dc67502f6b1748