家屋の解体で出た廃材を道路に捨てたとして罪に問われている男に、熊本地方裁判所は執行猶予付きの判決を言い渡しました。

判決を受けたのは熊本県菊池市稗方(きくちしひえがた)の解体作業員 西本未来(にしもと みらい)被告(26)です。

西本被告は去年(2023年)5月、家屋の解体で出たコンクリート片などの廃材合わせて約2.8トンを菊池市藤田(ふじた)の市道に投棄したとして廃棄物処理法違反などの罪に問われています。

きょう(2月14日)の判決で、熊本地裁の山口智子(やまぐち ともこ)裁判官は「社会や環境に与える悪影響を考えず、「金欲しさ」のために安易に犯行に及んでいる」と指摘した一方で、「今後は金に困らないよう1日に5箱吸っていたタバコをやめると誓っていて、家族も被告人の金銭管理をサポートすると約束している」などとして「懲役3年執行猶予4年」の判決を言い渡しました。

熊本放送 2024/02/14
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/997365