神戸市は14日、市人口が2063年に100万人を切るという推計を発表した。市人口は減少が続いており昨年10月に150万人を割っていたが、100万人を切る予測が公になるのは初めて。

 市が70年までの人口予測を独自に計算した。70年の人口は88万9171人になる見通し。高齢化も進み、65歳以上の老年人口は47年には40%を超え、高止まりするという。市の今年1月時点の推計人口は149万7802人、老年人口は29%。

 市はこれまで国立社会保障・人口問題研究所の推計を主に活用してきたが、今回の推計は新しい住民情報を用い計算式も異なる「より精緻(せいち)な推計」だという。研究所の推計は2050年までのもので同年は123万3396人。市の推計では減少はさらに早く進み、同年は116万4665人となっている。(小川総仁)

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