九州大学の森健准教授や慶応義塾大学の長谷耕二教授らは、花粉症や食物アレルギーなどの治療に活用できる微粒子を開発した。免疫の過剰な働きを抑える糖を用い、副作用を抑えつつ治療できるとみている。マウスによる実験で効果を確かめており、10年以内の実用化を目指す。

アレルギーは体内の異物に免疫が過剰反応して起きる。代表例がスギやヒノキなどの花粉に反応する花粉症で日本人の約4割が持つとされる。根治が可能な治...(以下有料版で,残り864文字)

日本経済新聞 2024年2月28日 2:00
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