気にしない人もいれば、苦手な人もいる「一口ちょうだい」と言われる食事中のシーン。シェアすることで会話が盛り上がるなど、単に“行儀”や“マナー”だけでは割り切れない面もあります。また、断って雰囲気が悪くなる心配から、我慢して受け入れる人もいるでしょう。そこで「一口ちょうだい」を多くの人はどう感じているのか、アンケートを実施。調査結果を基に、専門家にお話を聞きました。

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多くの人が「相手による」と回答 OKと思える関係性は

 アンケートは2024年2月13日に、全国の10代から60代以上のYahoo! JAPANユーザーの男女2000人を対象に実施されました(回答者の性別:男性66%、女性33%、性別を教えたくない1%/回答者の年齢構成:10代1%、20代5%、30代12%、40代29%、50代31%、60代以上21%、年齢を教えたくない1%)。

 まず、「食事の席で『一口ちょうだい』と言われたとき、どう感じますか?」の問いには、「構わない」15%、「相手による」72.2%、「嫌だと思う」12.8%で、圧倒的に「相手による」が多数を占めます。

 さらに、「食事の席で『一口ちょうだい』と言われたとき、誰になら要望に応えますか?(複数回答可)」を聞くと、「配偶者・パートナー」80.8%をはじめ家族や友人が一定以上なのに対し、職場の人間関係などは、かなり低い割合に。記述回答では「好意を持っている異性」「同性はいいけど異性は嫌」「職場の人でも親しさによる」などの声が見られました。これらのデータから考えると、自分にとって近しい相手であれば、受け入れやすい傾向があるといえそうです。

コミュニケーションのプロが考える「一口ちょうだい」を防ぐ方法

 こうした結果に、元国際線の客室乗務員で、現在はコミュニケーション・インストラクターとして活躍する瀬川文子さんは、「『親しさによる』という人がいるように、食への考え方や衛生といった日常の価値観がわかっている相手かが、ポイントかもしれませんね」と分析。昨今は在宅勤務も増えたことで雑談の機会が減るなど、普段の生活ぶりがわからない相手だと、親しみを覚えにくいといいます。

 今回の結果では親しくない相手ほど、「一口ちょうだい」に抵抗感を覚えると考えられますが、そうした関係性だと“断りにくい”ケースも。

「どうしても嫌な相手なら、同じ料理を選ぶのも手です。角を立てずに、『一口ちょうだい』と言われるのを避けられます」とアドバイスをくれた瀬川さんですが、一緒にいる人の考えを聞き、自分の気持ちを伝える会話をするほうが、おすすめだと言います。

※続きは以下ソースをご確認下さい

2/29(木) 12:04
Hint-Pot

https://news.yahoo.co.jp/articles/8925446214ab2a188d9f9876cf215817b7a63a0c