※3/2(土) 7:11配信
MBSニュース

 ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから今年2月24日で2年。激しい戦闘が今も続いています。現在の情勢や2月16日に亡くなった反体制派の指導者・ナワリヌイ氏の死について、ロシアの専門家である筑波大学の中村逸郎名誉教授、ウクライナの専門家である神戸学院大学の岡部芳彦教授の解説していただきました。

―――まず、現在、各首脳が考えていることについてです。中村先生は、ロシアのプーチン大統領が「“用済み”と思ったのに…」と考えているということですが、どういうことでしょうか?

(中村逸郎氏)「(刑務所で死亡した)ナワリヌイさんは、反プーチンの急先鋒の活動家だったんですね。ですから、彼が集会を呼びかけるとたくさんの人が集まってくる。当局はその1人1人の写真を撮って、身元をあぶり出すんですね。特に職場を割り出して、職場の上司を使って『何をやっているんだ』と圧力をかけてきた。この10年間、ナワリヌイさんをずっとプーチン政権は自由にさせてきたんですが、もう来月(3月)大統領選挙ですので、全て割り出したということで、もう用なしだということなんですね」

―――2月16日に亡くなった反体制派の指導者・ナワリヌイ氏は、去年、過激派組織を創設した罪で懲役19年の判決を受け、北極圏の刑務所に収監されていました。散歩直後に体調を崩して意識を失い死亡。当局の発表は突然死症候群ということですが、中村先生の今のお話だと、殺されたということですか?

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