※3/5(火) 16:00配信
読売テレビ

 2月27日から、千葉県付近を震源とする地震が1週間で30回以上観測されました。地震調査委員会は今後も“震度5弱”程度の強い揺れに注意するよう呼びかけています。首都直下型地震など巨大地震への影響はあるのでしょうか?地震学者の京都大学・梅田康弘名誉教授の解説です。

千葉県付近で相次ぐ地震、原因は“ゆっくりすべり” 「全体が動いてしまうと巨大地震に」

 2月27日から、千葉県付近、特に東方沖で地震が相次いで発生しています。2月29日~3月2日まで、3日連続で震度4の地震を観測していて、震度1以上が32回となっています。地震調査委員会は、「過去の地震活動を踏まえると引き続き震度5弱程度の強い揺れが観測される可能性がある」としています。

 日本列島は、いくつものプレートが押し合っている状況のところにあるので、いつどこで地震が起こってもおかしくない状態なのですが、千葉県東方沖では、3年~6年程度の頻度で、“ゆっくりすべり”を伴う地震を観測しています。今回の“ゆっくりすべり”とはどういうものかというと、「通常時」は、海のプレートが沈み込むことで、陸のプレートも引きずり込まれて常に“ひずみ”が蓄積されていきます。

続きは↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c80f954b9479bfcdb599d98b31d94b9d7de18d0