さいせん盗被害のあった大野家の菩提寺。長年、墓を守る女性は「裏金事件の影響がいつまで続くのか」と懸念する=岐阜県山県市で
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 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、参院で14日に開かれた政治倫理審査会に、5千万円を超す還流金を受け取ったとして起訴された大野泰正参院議員(64)=岐阜選挙区、自民離党=の姿はなかった。大野家の菩提(ぼだい)寺の墓守を続ける女性(81)は裏金問題の発覚以降、「大野議員から金をもらっていたのでは」と中傷を受け、苦しんできた。女性は支持者の一人として大野議員の口から真相が語られることを望んだ。

 大野家の菩提寺は、祖父で自民党副総裁を務めた大野伴睦(ばんぼく)氏が生まれた岐阜県山県市谷合(たにあい)の山あいにある。半世紀前に亡くなった父親が住職をしていた縁で、女性は長年、無償で代々の墓...

2024年3月14日 20時26分 (3月15日 12時05分更新)
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