能登半島地震で被災した人たちを励まそうと、航空自衛隊の「ブルーインパルス」が18日、能登半島の上空を飛行し、石川県輪島市でも住民たちが歓声をあげながら手をふっていました。
「ブルーインパルス」による飛行は、当初は17日行われる予定でしたが、天候不良のため延期され、18日輪島市や珠洲市など、地震で大きな被害を受けた能登半島の3市3町の上空を飛行しました。
このうち避難所となっている輪島市の輪島中学校の校庭には、避難している住民や支援にあたっている自治体の職員などおよそ40人が集まりました。
午後1時すぎ、ごう音とともに編隊を組んだ6機の機体が白いスモークを出しながら上空を旋回すると、住民たちは歓声をあげながら手をふったり写真を撮ったりしていました。
自宅が半壊する被害を受けたという80代の男性は「元日から避難所暮らしで外に出ることがなかったですが、久しぶりにみんなの笑顔が見られてよかったです。生き残ったものとして、力を合わせてまちの再興のために頑張っていきたいです」と話していました。
3歳の息子を連れた30代の女性は「子どもが喜んでくれたことが一番うれしいです。私も元気をもらえました」と話していました。
石川県輪島市の輪島中学校に避難している50代の女性は、ブルーインパルスの飛行を眺め「感激し元気をもらいました。目に見えない力をもらえた気がします」と話していました。
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NHK NEWS WEB .2024年3月18日 17時44分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240318/k10014394621000.html