日本KFCホールディングス(横浜市)は19日、プロ野球・阪神タイガースがリーグ優勝した1985年に大阪・ミナミの道頓堀川に投げ込まれ、24年後に見つかったカーネル・サンダース人形を廃棄したと発表した。

老朽化が激しく、保管が困難になったことから8日に大阪市の住吉大社で人形納めを実施したという。

カーネル人形は元々、ケンタッキーフライドチキン(KFC)道頓堀店(すでに閉店)に飾られていた。
85年に阪神が21年ぶりにセ・リーグ制覇すると、興奮したファンによって当時の主砲、ランディ・バース選手に見立てて胴上げされ、道頓堀川へ投げ込まれて行方不明になった。

その後、阪神の成績が低迷したことからファンの間で「カーネルの呪い」とささやかれたが、2009年の河川工事中に発見された。
「おかえり!カーネル」と愛称をつけられた人形はKFC関西オフィス(大阪市福島区)で保管されながら各地のイベント会場で一般公開されるなど広告塔として活躍していた。

【毎日新聞】
2024年3月19日(火) 12:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a99162f45c301a13160ae1fd1d733769716b4f5

日本KFCホールディングス関西オフィスに展示されていたカーネル・サンダース人形=大阪市福島区で2023年9月11日、梅田麻衣子撮影
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