患者→医師への“ヒト→ヒト感染”国内初確認 マダニ感染症「SFTS」国立感染症研究所は注意呼びかけ


マダニが媒介する感染症SFTS=「重症熱性血小板減少症候群」のヒトからヒトへの感染が国内で初めて確認されました。

国立感染症研究所によりますと、SFTSは主にマダニに刺されることで感染するウイルスの感染症で、発熱や下痢などの症状がみられ、重症化すると多臓器不全を引き起こし、国内での致死率は27%とされています。

国立感染症研究所はきのう、SFTSのヒトからヒトへの感染を国内で初めて確認したと発表しました。

感染したのは去年4月、SFTSに感染した90代の男性患者を診察した20代の男性医師で、患者との最初の接触から11日後に発熱し、その後SFTSと診断されましたが、症状は改善しているということです。

国立感染症研究所は医療従事者に対し、感染した患者の診療の際には感染予防対策を徹底するよう注意を呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d337d98f000b310ce13a4f92c1e06f5ce98a1b24